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What is EBOT ??
EBOTの特徴
EBOTの流れ(文献:山下、2002)
@臨床上の疑問点の明確化(PICO)
A文献検索(教科書・一次情報・二次情報)
B批判的吟味(妥当性、有用性)
C研究証拠の利用や個別のクライエントへの応用
D自己評価
*EBOTの流れはEBMとほぼ同じ*
出典)
山下由美,吉川ひろみ:根拠に基づいた作業療法(EBOT)の現 状.OTジャーナル36(4),307-311,2002.
EBOTのPICO(Law,2002,京極訳)
回答可能な疑問は@クライエントを明確にしA評価、治療 、他の臨床上の問題を含みB関心のある成果を明確にしたもの である。
例)
P:自閉症の子供達に対して
I:感覚統合は
C:無治療と比較して
O:社会行動を変化させる
出典)
Jennine Q. Lou: Searching for the Evidence. Law M
(Ed): Evidence-Based Rehabilitation. A Guide to Practice. pp71-94. SLACK. 2002.
EBOTのOutcomeの3タイプ(Law,2002,吉川訳)
@作業遂行の成果(日常活動への参加、セルフケア、生産 活動、レジャー)
A遂行要素(身体的要素、心理的要素、認知的要素)
B環境要素(家族や介護者の認識を含む)
出典)
Debra Stewart(Ed): The Effectiveness of Cognitive- Behavioral Intervention with
People with Chronic Pain: An Example of a Critical Review of the literature.
Law M(Ed): Evidence-Based Rehabilitation. A Guide to Practice. Pp127-169.
SLACK. 2002.
EBOTの根拠の適用
特に、クライエントの好みと価値観に注意を払い、適用の 可否を決める。
出典)
山下由美,吉川ひろみ:根拠に基づいた作業療法(EBOT)の現 状.OTジャーナル36(4),307-311,2002.
EBOTの課題と提案(吉川,2002)
@背景思想と価値観を認識すること
作業療法は、遊びや日常の活動などの作業に焦点を当て 、個人の価値や興味、環境に対して包括的に治療するので、統 計処理には不向きな側面がある。しかし、作業療法も例外なく 功利主義、統計や確立重視の価値観によって効果を判断される 。このような社会に作業療法も存在することを認識し、戦略を 立てる必要がある。
AEBOTの能力を養う教育の充実すること
疑問の定式化や文献検索、論文の批判的吟味のポイント を知り、実行できる能力を育てる授業を行う必要がある。
B臨床研究の促進と体制を作ること
作業療法のエビデンスを作る臨床研究には、作業療法独 自の成果を設定する必要がある。COPM、AMPS、OSAUなどの指 標を使って、エビデンスを作る必要がある。ただ、用いる指標 の計量心理学的な特性も把握する必要がある。
また、アメリカのOT SesrchやカナダのOTDBASEは各国の 会員になれば利用できるし、無料で誰でも使えるMEDLINEは検 索に技術が必要だが魅力的なデータベースである。
出典)
吉川ひろみ,山下由美:根拠に基づいた作業療法 (EBOT)の実践と課題.OTジャーナル36(5),419-424,2002.
EBOTのSTEP3の批判的吟味のポイントです。(文献: 吉川,2002)
エビデンスのレベルには諸説があります .共通するのはRCT(つまり結果の普遍性)を重視しているこ とです.EBOTでは、OT実践にどれほど有用かという視点を重視 するのでレベルと言わず種類(質の上下ではなく区別)と言っ た方がいいと,吉川は提案しています.
エビデン
スの種類
I 多数のランダム化比較試験(RCT)について
の系統的総説
U RCTの研究
V 非RCT,単一集団の前 後研究,コホート研究,時系列研究,対応させた症例−対照研
究
W 複数の施設か集団での非実験的な研究
X 権威 者の意見,臨床的根拠,記述研究,専門委員会の報告
*重要!*EBOTでは上記の分類はエビデンスの質を示す
ものではなく、エビデンスの区別として理解します。エビデン
スを区別する研究デザインは、解きたい研究疑問によって違っ
てくるわけで、質の高低で決まるものではありません。
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量的研究 |
質的研究 |
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目的 |
明確か? |
明確か? |
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文献レビュー |
関連文献のレビューがあるか? |
関連文献のレビューがあるか? 作業療法の領域(作業・ 遂行要素・環境要素) |
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デザイン |
RCT、コホート研究、シングルケー ス実験法、前後研究、ケースコントロール研究、断面研究、事 例研究 |
種類:エスノグラフィー、グラウンデッド・セオ リー、参加型アクションリサーチ、現象学、その他. 理論背 景の記載があるか? 方法:参与観察、面接、歴史分析、フォ ーカスグループ、その他 |
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対象 |
対象の詳細な記載があるか?対象数は妥 当か? |
抽出方法の記載があるか?分析にとって十分か? |
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倫理的配慮 |
インフォームド・コンセント |
インフォームド・コンセント |
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方法 |
測定法の信頼性はあるか?測定法の妥当 性はあるか?介入の詳細な記載があるか?他治療の影響が排除 されているか? |
データ収集の詳細な記載があるか?(場 所、参加者と研究者の役割・関係) |
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結果 |
有意水準の判断基準は適切か?分析方法 は適切か?臨床への応用性はあるか?分析対象外に関する記載 があるか? |
データ分析は適切か?(監査体制、理論との 関連性)、信頼性の保障がされているか?(トライアンギュレ ーション、メンバーチェック) |
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結論 |
適切か? |
適切か? |
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量的研究と質的研究の批判的吟味 のポイント |
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出典)
吉川ひろみ,山下由美:根拠に基づいた作業療法
(EBOT)の実践と課題.OTジャーナル36(5),419-
424,2002.
Holm MB: Our mandate for the new millennium: Evidence-based practice. Am J Occup Ther 54:575-585,2002.
Law M, Philp L: Evaluating the Evidence. Law M(Ed):
Evidence-Based Rehabilitation. A Guide to Practice. pp98-107. SLACK. 2002.
Greenhalgh T: The Medline database. British Medical Journal,315 (7101),180-183.
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